052:体温
いつからかしらね。

この状態が当たり前になったのは…


以前はさびしくて寒くて寝付けない夜もあったけど、今は違う。

一人じゃないから寂しさを感じなくなったし、寒くてもそばにあなたがいる。
寂しさを感じても、寒さで震えても。

それに気がついて何も言わないけれど黙って私を引き寄せて…
その体温 -ぬくもり- で私を満たしてくれる。

いつもは照れ屋でぶっきらぼうで。
本当に愛してくれているのか不安になることもあるけれど。

ベッドの中に二人きりでいるときは。

信じられないくらいやさしくて、
その体温-ぬくもり-に癒されるのよ。

一度貴方が消えたとき。
このぬくもりがどれほど大切だったか気がついたわ。

だから。

だからね。

今度その命の火が消えるとき。
私もついて行くわ。

どこまでも、ね。ベジータ…





050522
聞こえてないフリをしているけど、耳まで真っ赤に染まる
夫・ベジータさんと、妻・ブルマさんでした。


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