20 / モノクロ
あなたに出会うまで。

色の無い世界で生きてきました。

不自由じゃないけど不自由な生活。

自分が自分であることを否定され、

己すら信じられなかったあの頃。

 

 

身も心も色を失っていました。

だから「色」をもっているヒトが羨ましくて。

そばに行きたいけど行けない。

近づけばその煌きに焼かれてしまいそうで。

 

 

己を守る自我<イロ>すら持てなくて。

だから。

だからヒトから離れていました。

 

 

そんな私に貴女は。

色を与えてくれた。

 

「大丈夫ですよ。」

 

その言葉が私を白と黒の世界から。

解き放ってくれたのだ。



040121
手始めに。フルバベースです。透×?です。